奥歯が欠けたけど、すぐ歯医者に行けないときは?対処法も解説

奥歯が欠けた時に放置するとどうなる?今すぐできる対応と注意点とは?

「食事中にガリッとして奥歯が欠けた」「でも、今日はどうしても歯医者に行けない…」

このとき一番困るのは、“今この状態で何をすればいいのか分からない”ことではないでしょうか。結論からいうと、やるべきことはシンプルです。

結論|まずはこの対処法3つをすぐやってください!

口の中を清潔にする

欠けた部分には、食べかすや細菌が入りやすくなります。

  • ・うがいをする(ぬるま湯でOK)
  • ・やさしく歯みがきする

強くこすらず、刺激を与えないようにするのがポイントです。

欠けた側で噛まない

無意識に使ってしまいがちですが、ここは要注意です。

  • ・反対側で噛むようにする
  • ・硬いものは避ける

欠けた部分に力がかかると、
ヒビが広がる・さらに欠けるリスクがあります。

しみる場合は刺激を避ける

冷たいもの・熱いものがしみる場合は、

  • ・冷たい飲み物を控える
  • ・甘いものを避ける

など、刺激を減らすことが大切です。

意外と多い勘違い!歯が欠けた!なぜ放置がよくないのか

「少し欠けただけだし、痛みもないから様子を見よう」そう感じる方は少なくありません。

ですが実際の臨床では、“痛みがない=問題がない”とは言えないケースが多いのが現実です。というのも、歯が欠けるときは、単なる表面的なトラブルではなく、すでに歯の内部で何らかの変化が起きていることがあるためです。

たとえば――

欠けた部分の奥では、目に見えない細いヒビ(クラック)が入っていて、噛むたびに少しずつ広がっていることがあります。このヒビは初期段階ではほとんど自覚症状がなく、気づいたときには大きく割れてしまっていることもあります。また、もともと虫歯が進行していて歯の内側が弱くなっていた場合、外から見ると小さな欠けでも、内部ではすでに広い範囲で崩れているケースもあります。この状態を放置すると、虫歯がさらに進み、神経に近づいていきます。

さらに、欠けたことで歯の表面を守っていた層(エナメル質)が失われ、その下の象牙質が露出すると、外からの刺激が内部に伝わりやすくなります。現時点でしみていなくても、時間の経過とともに症状が出てくることも珍しくありません。特に奥歯は、食事のたびに強い力がかかる場所です。
そのため、小さな欠けでも負担が集中しやすく、

  • ・ヒビが広がる
  • ・欠けた部分がさらに崩れる
  • ・最終的に歯が大きく割れてしまう

といった流れで、短期間のうちに状態が変化することがあります。

最初は「少し欠けただけ」と感じていたものが、結果的に大きな治療につながってしまうケースも少なくありません。
だからこそ、痛みの有無だけで判断せず、『欠けたという事実そのものがサインである』と考えることが大切です。

放置した場合に起こりやすいケース

ここまで読んでいただいた通り、奥歯の欠けは見た目以上に影響が広がることがあります。
実際に多いケースを2つご紹介します。

ケース①:小さな欠けが、最終的に「歯の破折」へ

最初は「少し欠けただけ」で、痛みもなかったためそのまま使い続けていたケースです。日常の食事で負担がかかり続けた結果、欠けた部分からヒビが徐々に広がり、ある日、硬いものを噛んだ瞬間に歯が大きく割れてしまいました。

このように歯が縦に割れてしまうと、状態によっては保存が難しく、抜歯が選択されることもあります。本来であれば、初期の段階であれば詰め物など比較的軽い処置で済んだ可能性があったケースでも、放置したことで治療の選択肢が限られてしまうことがあります。

ケース②:痛みがなかったのに、気づいたときには神経の治療へ

欠けた直後は特に症状がなく、違和感もなかったため様子を見ていたケースです。

しかし、欠けた部分から細菌が入り込み、内部で虫歯が進行していった結果、数週間後に急にズキズキとした痛みが出始めました。受診した時点では、すでに神経に炎症が及んでおり、神経の処置(いわゆる根管治療)が必要な状態になっていました。神経の治療は回数も期間もかかりやすく、歯の強度も低下しやすくなるため、将来的なリスクも増えてしまいます。

これはやらないで!悪化しやすい行動

接着剤でくっつける

取れたものを元に戻したくなる気持ちは自然ですが、市販の接着剤でくっつけるのは避けたほうがよい対応です。口の中は常に湿っており、専用の材料でなければ適切に固定されません。見た目は戻ったようでも、内部に細菌を閉じ込めたり、わずかなズレで噛み合わせに負担がかかることがあります。結果として、気づかないうちに虫歯が進んだり、別の歯に負担がかかる原因になることがあります。

そのまま普通に使い続ける

「少し欠けただけだから」と普段通り使ってしまうのも注意が必要です。奥歯は噛む力が集中しやすいため、欠けた部分に負担がかかり続けると、さらに欠けたり内部のヒビが広がることがあります。そのまま使い続けた結果、歯が大きく割れてしまい、治療の選択肢が限られるケースもあります。欠けた時点で、できるだけ負担をかけないようにすることが大切です。

まとめ|歯科医院での早め応急対応が必須

歯が欠けた場合は、「応急処置で悪化を防ぐ」「できるだけ早めに状態を確認する」この2つが重要です。
欠けた大きさや痛みの有無だけで判断せず、“内部で何が起きているか”を確認することが、歯を残すためのポイントになります。
まずは歯科医院へご来院をおすすめします。

当院では、随時対応しております。
まずはお電話にてご連絡いただければ、予約制ですので、空き時間を確認できます。

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