歯に小さな穴があるのに痛くない…それって大丈夫?

歯に小さな穴が開いているのに、特に痛みがないと「様子を見てもいいのかな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
ただ、痛みがないからといって問題がないとは限りません。実際には、症状が出る前の段階で進行しているケースも少なくありません。まずは「なぜ痛みがないのか」を知ることが大切です。

歯に小さな穴があるのに痛くない!のに虫歯の可能性もあり!

虫歯というと「黒い・穴があく・痛い」というイメージを持たれがちですが、初期の段階では痛みを感じないことがよくあります。歯の表面にあるエナメル質はとても硬く、この部分だけが溶けている段階では、まだ神経に影響が出ていないためです。

そのため、「冷たいものがしみない」「普段通り噛める」といった状態でも、すでに虫歯が進行している可能性は十分に考えられます。見た目に「穴」がある場合は、気づかないうちに内部で進んでいるケースもあるため注意が必要です。

虫歯以外で「穴のように見える」原因

歯にできた小さな穴は、必ずしも虫歯とは限りません。いくつか別の原因も考えられます。
まず、歯が欠けたりすり減ったりしているケースです。硬いものを噛んだり、歯ぎしり・食いしばりが続いたりすると、歯の一部が削れてクレーターのように見えることがあります。

また、酸性の飲み物や食べ物の影響で歯が溶ける「酸蝕症」も原因のひとつです。炭酸飲料やスポーツドリンクをよく摂る方は注意が必要です。
さらに、過去に治療した詰め物や被せ物が外れている場合も、穴のように見えることがあります。見た目は小さくても、その下で虫歯が再発しているケースもあります。

ほかにも「盲孔(もうこう)」と呼ばれる、生まれつきのくぼみがある場合もあります。特に前歯の裏側などに見られ、そこに汚れが溜まりやすい特徴があります。

歯に小さな穴、放置するとどうなる?見た目以上に進むことも

痛みがないとつい後回しにしてしまいがちですが、原因によってはゆっくりと進行していくことがあります。
例えば虫歯の場合、最初はエナメル質だけでも、やがて内側の象牙質、さらに神経へと進行していきます。そうなると、急に強い痛みが出たり、大きく歯が欠けてしまうこともあります。
また、欠けや摩耗が原因の場合でも、その部分からさらにダメージが広がることがあります。「小さいから大丈夫」と思っていたものが、気づいたときには治療の範囲が広がっている、というケースは珍しくありません。

迷ったときは早めに歯科医院で確認を

歯に穴のようなものがある場合、その原因を見た目だけで判断するのは難しいものです。だからこそ、「痛くないから様子を見る」ではなく、一度しっかり確認することが大切です。
早い段階で状態が分かれば、

  • 処置がシンプルで済む
  • 歯を削る量を抑えられる

といったメリットにもつながります。
気になる違和感がある場合は、無理に触ったりせず、できるだけ早めに歯科医院で相談してみてください。

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