50代の歯の悩み。歯を1〜3本失う割合が約5割

50代になると、平均で約1〜3本の歯を失うと言われていることは、ご存じですか? 歯は加齢とともに抜けていき、60代から70代にかけて歯を多く失う傾向があります。

歯が抜ける原因としては、次のようなものがあります。

  • むし歯:治療回数が増えるほど歯が削られて小さくなり、失われる可能性が高くなります。
  • 歯周病:歯を失う主な原因となります。
  • 更年期:エストロゲンの減少により骨密度が低下し、あごの骨が衰えることで歯槽骨が弱くなり、歯が抜けやすくなります。

その背後には、知られざる歯周病の脅威があります。 しかし、適切なホームケアと歯科医院でのプロフェッショナル予防及び治療で、歯を守り健康を取り戻すことができます。

 

なぜ50代で歯がボロボロになるのか?

歯周病が根本原因が8割。

多くの50代が歯を失う理由、それは「歯周病」です。 歯周病は初期段階で気づかれにくく、進行するにつれて歯を支える骨が溶けてしまいます。これが歯を失う直接的な要因です。

これは50代になってからではなく、40代の時にも前兆があったと考えられます。 歯に対する意識がまだまだ低いのも理由ではないでしょうか? 自分はまだ大丈夫。歯磨きだけはしっかりしている。そんな過信もあると考えられます。

老化が進むとリスクが増大する歯周病

その主な要因は、免疫力の低下です。 加齢に伴い体全体の免疫力が弱まるため、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ち、歯周病菌にも対抗しにくくなります。

歯周病菌は歯茎に炎症を引き起こし、さらに進行すると歯を支える骨を溶かしてしまいますが、加齢による免疫機能の低下は、この進行を早める原因の一つです。 さらに、唾液分泌の減少も大きな問題です。

唾液には口腔内を清潔に保つための抗菌作用や、食べかすを洗い流す働きがありますが、50代を過ぎると唾液の分泌量が減少します。これにより、歯周病菌が増殖しやすい環境が作られ、歯茎の炎症や口臭の原因にもなります。特に、全身疾患やホルモンバランスの変化が加わると、唾液の減少がさらに顕著になることが多いです。

厚生労働省のアンケート「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」を見てみますと、50代の方の歯の喪失本数は1〜3本となり、「熱いものや冷たいものがしみる」「歯茎が痛い」「歯を磨くと血が出る」などの症状を感じている方が全体の5割を占めています。

 

 

 

※厚生労働省 令和4年歯科疾患実態調査より抜粋

 

50代で歯周病以外の歯を失う原因とは?

1.虫歯の放置

虫歯が進行して歯を支える構造が崩れる 虫歯は歯の表面にとどまらず、内部に進行すると歯の神経や歯根までダメージを与えます。その結果、歯が脆くなり、抜け落ちるリスクが高まります。 定期的な検診や適切な治療を受けない 初期の虫歯を放置すると、進行が早まり、歯を救う治療が困難になります。特に50代では、過去の治療箇所が再度問題を起こすケースも増加します。

 

2.歯ぎしりや食いしばり

過剰な力が歯にダメージを与える 歯ぎしりや食いしばりが、歯を失う大きな要因になることがあります。これらは無意識に行われることが多く、歯の摩耗やひび割れを引き起こします。特に夜間に起きやすく、気づかないうちに歯に大きなダメージを与える可能性があります。

ストレスや不正咬合が原因 ストレスによる緊張や、噛み合わせの不具合が歯ぎしりや食いしばりを引き起こします。これが歯の根元や表面を徐々に弱らせ、最終的に抜ける原因となることも。

3. 加齢による骨密度の低下

歯を支える顎の骨が弱くなる 50代になると骨密度が低下し、歯を支える顎の骨が弱くなります。これにより、歯がしっかりと固定されず、抜けやすくなることがあります。

ホルモンバランスの変化や栄養不足 特に女性では、更年期に伴うホルモンの変化が骨密度の低下を加速させる傾向があります。また、カルシウムやビタミンDの不足もリスク要因です。

4.神経を抜いた歯

神経を抜いた歯は特に注意が必要 20代、30代の時にむし歯などの原因で神経を抜いた歯は、時間の経過とともに徐々に弱くなり、50代以降になると歯根が折れて歯を失うケースが多く見られます。 歯周病と歯の脆弱化が大きなリスク 神経を抜いた歯は、内部の栄養供給が絶たれて脆くなるため、割れたり欠けたりするリスクが高まります。また、神経がないことで痛みに気づきにくく、歯周病や感染症が進行してしまうケースも多いです。特に50代では免疫力の低下も加わり、歯周病が進行しやすくなります。歯周病を予防することが、歯を失わないための鍵です。

5. 事故や外傷

突発的な外力による歯の損失 転倒や衝突などの外傷が、歯の脱臼や破損につながる場合もあります。特にスポーツや日常生活での不注意が要因となることがあります。

歯を保護する意識の欠如 当たりの強い激しいスポーツ時にはマウスガードを着用しない、または事故の直後に適切な対応をできていない場合、歯を失う可能性があります。

50代の歯の悩みのまとめ…

50代で歯を失う原因は、歯周病だけにとどまりません。 歯ぎしりや虫歯、加齢、外傷など、複数の要因が複雑に絡み合っています。しかし、現在では最先端の機器やインプラントなどの先端治療を活用することで、失った歯を補い、機能や見た目を取り戻すことができます。

 

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健康な歯を守るために、小さな一歩を踏み出してください! 今からでもまだ間に合うはずです。

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