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小さいうちからの予防が大切

小児での歯科予防

お子さまの歯を守るには定期的なチェックが大切です。虫歯だけでなく歯並びや噛み合わせの異常も早期に発見でき、負担の少ない対応につながります。将来の健康な歯を育てるために、ご家庭でのケアと合わせて歯科医院での予防を取り入れましょう。

お子さんの噛み合わせ（咬合誘導）

お子さんの噛み合わせは、乳歯から永久歯への生え変わりや顎の成長によって大きく変化します。その過程で歯並びが乱れたり、噛み合わせがずれてしまうことがあります。咬合誘導（こうごうゆうどう）とは、永久歯が正しい位置に生えてくるように導き、健やかな噛み合わせを育てるための治療です。

具体的には、乳歯の虫歯治療や早期の抜歯を避けること、必要に応じて顎の成長をサポートする装置を用いることなどが含まれます。歯並びを整えるための本格的な矯正に進む前の「予防的なステップ」ともいえる重要な取り組みです。

咬合誘導を行うことで、将来の矯正治療の負担を軽くできる場合もあります。お子さんの歯並びや噛み合わせに気になることがあれば、早めのご相談がおすすめです。

咬合誘導のタイミング

咬合誘導は、乳歯から永久歯へ生え変わる時期（おおよそ6〜12歳頃）が大切なタイミングです。この時期は歯並びや噛み合わせが大きく変化し、顎の成長も活発に進むため、ちょっとした調整で将来の歯並びを良い方向に導くことができます。

• 永久歯がなかなか生えてこない、または変な位置から生えてきた
• 乳歯の早期脱落や虫歯での抜歯がある
• 上下の前歯が反対に噛んでいる（反対咬合）
• 顎の成長に左右差があるように見える

この時期に適切な対応を行うことで、本格的な矯正治療の必要性を減らしたり、治療期間を短くできることもあります。