奥歯の7番を抜歯したら治療は必要?放置できる場合と治療方法

7番の歯を抜いた後、歯並びや歯ぐき、噛み合わせの状態によっては、すぐに治療を行わず経過を見る場合もあります。一方で、向かい側の歯や周囲の歯への影響を考え、治療を検討した方がよい場合もあります。

奥歯の7番の大臼歯(第二大臼歯)は、食べ物を噛む、噛み合わせを支える、歯並びを維持するなどの役割を持つ歯です。

抜歯したままにした場合、向かい側の歯や周囲の歯、顎の骨などに変化が起こる可能性があります。

そのため、治療を行わず経過を見る場合も、歯科医院で噛み合わせやお口全体の状態を確認することが大切です。

この記事のポイント

7番を抜歯した後の治療は、すべての方に必須とは限りません

向かい側の歯、隣の歯、親知らず、噛み合わせ、顎の骨などを確認し、経過観察を含めて治療の必要性を判断します。

奥歯の7番の大臼歯(第二大臼歯)の大切さ

歯の7番の大臼歯(第二大臼歯)は、食べ物を噛むことや、奥歯の噛み合わせを支える役割を持っています。この歯の役割について、以下のポイントを確認しておきましょう。

咀嚼(食べ物を噛む)機能の重要性

7番の大臼歯は、食べ物を砕いたり、すりつぶしたりする役割を担っています。

7番を失った場合の感じ方には個人差がありますが、硬いものが噛みにくい、反対側で噛むことが増えたと感じる方もいます。また、噛む力が残っている歯に集中しやすくなることがあります。

噛み合わせの安定

7番の大臼歯は、上下の奥歯が噛み合う場所の一つです。この歯を失うと、残っている歯にかかる力や、上下の歯の接触が変化することがあります。

ただし、影響の程度は、残っている歯の本数や位置、反対側の噛み合わせなどによって異なります。

歯並びの維持

7番の歯を失ったあと、隣の歯が抜歯した空間に向かって傾いたり、向かい側の歯が移動したりすることがあります。

すべての方に大きな変化が起こるわけではありませんが、長期間経過すると、将来治療するときのスペースに影響する場合があります。

顎関節への影響

7番を失ったあとの噛み合わせの変化には個人差があります。

片側だけで噛むことが増えた、顎が疲れやすい、口を開閉すると違和感があるなどの症状がある場合は、歯科医院で噛み合わせを確認してもらいましょう。

顎の骨の維持

歯を失った部分では、時間の経過とともに顎の骨の幅や高さが変化することがあります。

将来インプラント治療を検討する場合、顎の骨の状態によっては骨造成などの追加処置が必要になることがあります。

お口全体への影響

7番を失ったあとの影響は、残っている歯や噛み合わせによって異なります。

片側だけで噛むことが増えたり、残っている歯への負担が変化したりすることがあるため、治療を行わない場合も定期的に状態を確認することが大切です。

奥歯の7番が抜けたままだと起こるリスク

奥歯の7番(第二大臼歯)は、咀嚼機能や噛み合わせを支える役割を持っています。この歯が抜けたままになっていると、次のような変化が起こる可能性があります。

噛み合わせのバランスが変化する

7番の歯がなくなると、上下の歯の接触や、残っている歯にかかる力が変化することがあります。

その結果、片側で噛むことが増えたり、一部の歯に負担が集中したりする場合があります。ただし、変化の程度はお口の状態によって異なります。

周囲の歯が動くことがある

7番の歯がない状態が続くと、隣の歯が空いた場所に向かって傾いたり、向かい側の歯が伸びてきたりすることがあります。

歯が移動すると、食べ物が詰まりやすくなったり、将来人工の歯を入れるためのスペースが不足したりする場合があります。

咀嚼機能が変化する

7番の歯を失うと、硬い食べ物を噛みにくい、片側では噛みにくいと感じることがあります。

一方で、ほかの奥歯が残っている場合には、大きな不自由を感じない方もいます。治療の必要性は、実際の噛みやすさも含めて判断します。

抜歯した部分の骨が変化する

歯が抜けた状態が続くと、抜歯した部分の顎の骨の幅や高さが変化することがあります。

将来インプラント治療を希望する場合、骨の状態によっては追加の検査や処置が必要になることがあります。

7番の歯(第二大臼歯)を補うための選択肢は

7番の歯を補う方法として、インプラント、ブリッジ、部分入れ歯が考えられます。

ただし、すべての方が人工の歯で補う必要があるとは限りません。お口全体を確認した結果、治療を行わず経過を見る場合もあります。

治療方法を決める前に確認すること

  • 上の7番か、下の7番か
  • 向かい側に噛み合う歯があるか
  • 隣の6番や親知らずが残っているか
  • 親知らずの向きや位置
  • 現在の噛みにくさ
  • 歯ぎしりや食いしばりの有無
  • 抜歯した部分の顎の骨の状態
  • 虫歯や歯周病の状態
  • 全身状態や服用中のお薬
  • 治療期間や費用についての希望

レントゲンなどの検査を行い、治療する場合と経過を見る場合の利点・注意点を比較します。

選択肢1:インプラント

インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。

隣の歯を支えとして削らずに、失った7番を単独で補えることが特徴です。歯の色や形は、周囲の歯や噛み合わせに合わせて調整します。

インプラント治療には外科処置が必要です。また、顎の骨が少ない場合は、骨造成などの追加処置を検討することがあります。

インプラント治療を行えるかどうかは、顎の骨や歯ぐきの状態、糖尿病や高血圧などの全身状態、服用中のお薬などを確認したうえで判断します。

選択肢2:ブリッジ

ブリッジは、抜歯した部分の前後にある歯を支えとして、人工歯を固定する方法です。

固定式のため、ご自身で取り外す必要はありません。一方で、支えにする歯を削ることや、支えとなる歯に負担がかかることがあります。

奥歯の7番は親知らずと隣接する位置にあります。そのため、親知らずをすでに抜歯している場合や、親知らずの向き・状態が適していない場合には、一般的なブリッジ治療が難しいことがあります。

選択肢3:入れ歯

7番の歯(第二大臼歯)を補う場合は、部分入れ歯を検討することがあります。

部分入れ歯は取り外し式の装置です。外科処置を必要とせず、条件によっては保険診療で作製できます。

一方で、装着時の違和感や噛みやすさ、食事や会話中の動き、留め具をかける歯への負担などを確認する必要があります。

くらもち歯科医院のインプラント治療

7番を失った場合の検査、インプラント治療の流れ、費用などをご案内しています。

インプラント治療について詳しく見る

7番を抜歯した後はお口全体の確認が必要です

7番の歯を抜歯した場合には、噛み合わせを含めてお口全体の検査を受けることが大切です。

向かい側の歯、隣の歯、親知らず、顎の骨などを確認し、治療を行わず経過を見るか、インプラント、ブリッジ、部分入れ歯などで補うかを検討します。

抜歯から時間が経過すると、向かい側の歯や隣の歯が移動したり、顎の骨の状態が変化したりすることがあります。すぐに治療を希望しない場合も、一度状態を確認しておくと、今後の選択肢を把握しやすくなります。

院長からお伝えしたいこと

7番を抜歯したあとに治療が必要かどうかは、歯が1本ないということだけでは判断できません。

向かい側の歯や親知らず、噛み合わせ、顎の骨、現在の噛みやすさなどを確認する必要があります。

インプラントを入れることを前提にするのではなく、治療を行わず経過を見る場合も含めて、それぞれの利点と注意点をご説明します。

くらもち歯科医院
院長 倉持 昭一

奥歯の7番を抜歯した後の治療で迷っている方へ

治療が必要か、経過を見られるか、お口全体を確認します

くらもち歯科医院は、新松戸駅から徒歩10秒の場所にあります。

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