インプラントの難症例とは?骨が少ない・他院で断られた方が知っておきたい治療方法

「骨が足りないので難しいと言われた」
「他院でインプラント治療を断られてしまった」
「昔、抜歯したまま放置していたので治療できるか不安」

インプラント治療では、このようなお悩みを抱えて相談に来られる方も少なくありません。

実際、インプラントは“歯を埋めるだけ”の治療ではなく、顎の骨の状態やお口全体のバランスによって治療方法が大きく変わります。しかし、難症例といわれるケースでも、骨造成などの治療を組み合わせることで対応できる場合があります。

今回は、一般的なインプラント治療の流れから、難症例と呼ばれるケース、対応するための治療方法まで詳しく解説します。

一般的なインプラントの症例

インプラント治療とは、失った歯の部分に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。
ブリッジのように周囲の歯を削る必要がなく、入れ歯のようなズレも起こりにくいため、天然歯に近い噛み心地を目指せる治療として選ばれています。
一般的には、顎の骨量が十分にあり、歯ぐきや噛み合わせに大きな問題がない場合は、比較的スムーズに治療を進めることが可能です。

手順1. 歯肉切開からインプラント体の埋入

まずは歯ぐきを開き、顎の骨にインプラント体を埋め込むためのスペースを作ります。その後、専用の器具を使って骨にインプラント体を埋入し、骨と結合するまで一定期間待ちます。
この期間は個人差がありますが、一般的には数ヶ月程度かけて安定を待つことが多くなります。

手順2. 人工歯の装着

インプラント体が骨としっかり結合した後、上部構造と呼ばれる人工歯を装着します。噛み合わせや見た目を確認しながら調整を行い、周囲の歯とのバランスも整えていきます。

インプラントの難症例とは?

インプラント治療では、すべてのケースが同じ条件で行えるわけではありません。特に以下のような状態では、“難症例”として追加治療が必要になる場合があります。

  • ・顎の骨が薄い・高さが不足している
  • ・歯周病によって骨が減少している
  • ・長期間、歯を失ったまま放置していた
  • ・上顎洞(副鼻腔)が近く骨の厚みが足りない
  • ・糖尿病や喫煙習慣など全身状態にリスクがある
  • ・噛み合わせの力が強い
  • ・過去にインプラント治療でトラブルがあった

特に多いのが、「骨量不足」によるケースです。インプラントは顎の骨に固定する治療のため、土台となる骨が不足していると、そのままでは安定性を得にくくなります。そのため、骨を増やす治療(骨造成)を組み合わせて対応することがあります。

難症例の場合の治療方法

治療方法1.GBR

GBR(骨誘導再生法)は、不足した骨を再生させるための治療方法です。
インプラントを埋め込む部位に人工骨などを入れ、特殊な膜で覆うことで骨の再生を促します。歯周病や抜歯後の骨吸収によって骨幅が足りないケースなどで行われることが多く、インプラントを安定させるための土台作りとして重要な役割があります。
骨の状態によっては、インプラント埋入と同時に行う場合もあれば、先にGBRのみを行うケースもあります。

治療方法2.サイナスリフト

上顎の奥歯部分では、「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞が近くに存在しています。
この部分は骨が薄くなりやすく、そのままではインプラントを埋め込めないことがあります。サイナスリフトは、上顎洞の底部を持ち上げ、そのスペースに骨補填材を入れて骨量を増やす方法です。
比較的大きな骨造成が必要なケースで行われることが多く、難症例の中でも代表的な治療方のひとつです。

治療方法3.ソケットリフト

ソケットリフトも、上顎奥歯の骨量不足に対して行う治療方法です。
サイナスリフトよりも骨不足が軽度の場合に選択されることが多く、インプラントを埋入する穴から上顎洞を押し上げ、骨補填材を追加して骨量を確保します。比較的身体への負担を抑えながら行えるケースもあり、状態に応じて治療方法を選択していきます。

他院でインプラントを断られた方も、ぜひ一度ご相談ください

「骨が足りない」
「難しいケースだから対応できないと言われた」

このように説明を受けた場合でも、治療方法の選択肢が残されているケースは少なくありません。インプラント治療では、CTによる立体的な診査や骨造成技術によって、以前より対応できる症例の幅が広がっています。しかし、“難しい=絶対にできない”ではないため、まずは現在のお口の状態を詳しく確認することが大切です。

詳しくは当院のインプラントページへ

くらもち歯科医院での治療の流れ

ステップ①検査や治療計画

まずは歯科用CTなどを用いて、顎の骨の厚み・高さ・神経位置・噛み合わせなどを確認します。難症例では、通常以上に事前診断が重要になります。
骨造成が必要か、どの治療方法が適しているかを含め、全体の治療計画を立案していきます。

ステップ②第一治療

骨造成が必要な場合は、まずGBRやサイナスリフトなどを行います。
症例によってはインプラント埋入を同時に行うケースもありますが、骨の安定を優先して段階的に治療を進めることもあります。治療後は、骨とインプラントが安定するまで一定期間待機します。

ステップ③第二治療

インプラント体が骨としっかり結合した後、人工歯の装着へ進みます。見た目だけでなく、噛み合わせや清掃性も考慮しながら調整を行い、長期的に使いやすい状態を目指します。

当院ならインプラント治療の難症例も、骨造成が行えるクリニックですので、治療可能です。
インプラント治療では、骨量不足や歯周病などによって“難症例”と判断されることがあります。

しかし、現在ではGBRやサイナスリフト、ソケットリフトなど、骨を補うための治療方法が存在しています。そのため、以前は難しいとされていたケースでも、治療計画によって対応できる可能性があります。

「自分はインプラントできないかもしれない」と感じている方も、まずは現在の状態を詳しく調べることが大切です。

詳しくは当院のインプラントページへ

「骨が少ないと言われた」
「他院で難しいと言われた」
「まずは相談だけしてみたい」

そのような方も、まずは現在のお口の状態を確認しながら、治療の選択肢について相談してみてはいかがでしょうか。

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