当院のインプラント治療

フラップレスインプラント

通常のインプラント手術では、インプラント体を埋め込むために歯茎を切開・剥離して顎の骨に穴をあけます。フラップレスインプラントとは、歯茎を切開・剥離せずに行うインプラント治療です。歯茎に小さな穴をあけるだけのため、腫れや出血、痛みを抑えられると共に、治癒期間を短縮できます。
当院では、できるだけフラップレスでインプラントが行えるように実績と経験がありますのでまずはご相談ください。

フラップレスインプラントのメリット

歯茎を切開しない

歯茎を切開しないので、最小限の痛みや出血、腫れでインプラント体を埋入できます。また、歯茎の縫合も不要です。

手術の精度が高まる

事前のCT撮影と手術シミュレーションで作製したサージカルガイドを使用します。それにより、110分、215分程度で手術が終了します。

当日に仮歯を装着できる

顎の骨の状態が良くて、十分に固定できている場合には手術当日に仮歯を装着できます。

フラップレスインプラントが適している方

フラップレスインプラントが適しているのは、インプラントを埋入できる骨量がある方です。抜歯して間もなければ骨量がほとんど減少していないはずのため、適用できる場合が多いでしょう。また、抜歯から数年が経過している臼歯のほとんどに適用できます。

フラップレスインプラントのリスク

歯茎を切開・剥離しないため、顎の骨を目視して手術ができません。ただし、歯科用CTのスキャンデータに基づいて作製するサージカルガイドを使用するので、目視できなくても通常のインプラント治療よりも正確かつ低リスクで手術できます。

院長のインプラントに対する考え

インプラント治療は、健康的な口腔内の維持を目的としています。周りの歯に負担がかからないうえに、顎の骨の吸収を抑えられるため、良好な口腔内を長く維持できます。入れ歯やブリッジは短期間で行える手軽な治療法ですが、周りの歯に負担をかけることで口腔内の状態が悪くなり安いので、最良の治療法とは言い切れません。当院では、インプラント治療のメリットやデメリット、リスク、治療の流れなどを丁寧に詳しくご説明しておりますので、不安や疑問がある方もまずはお気軽にご相談ください。

抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラントは、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療法です。通常のインプラント治療では、歯を抜いてから歯茎が治癒するのを待ってからインプラント体を埋入します。歯科医療技術の進化により、抜歯してすぐにインプラントの埋入が可能になりました。

抜歯即時埋入インプラントのメリット

治療期間を短縮できる

抜歯後すぐは顎の骨の治癒が活発なため、傷口が比較的早く治ります。また、顎の骨量の減少も抑えることができます。

手術回数を減らせる

抜歯とインプラント体の埋入を同時に行えることで、手術の回数を抑えられます。また、歯茎を切開する必要がないので、患者さまの負担を軽減できます。

即日で仮歯を装着できる場合がある

顎の骨や口の周りの状態が良い場合は、仮歯を手術当日に入れることができます。それにより、歯がない状態の期間がなくなります。

抜歯即時埋入インプラントが適している方

抜歯する歯とその周りの歯茎に大きな炎症がない、顎の骨量が十分にある場合に、入れ歯の装着が困難であったり抜歯後の歯がない状態を避けたい方におすすめします。

抜歯即時埋入インプラントのリスク

抜歯したところから出血する場合があります。また、インプラントが十分に固定できなかった場合は、骨造成のみ行って期間を空けて次の手術をします。

院長のインプラントに対する考え

インプラント治療の結果は、歯科医院の設備や歯科医師の知識、技術などに左右されます。また、入れ歯やブリッジと比べてお口全体の健康状態を維持しやすい治療法です。周りの歯に負担をかけない、顎の骨量の減少を抑えるといったメリットがあります。中長期的な視点で見れば、インプラント治療は他の治療法よりも優れていると言えます。インプラント治療を検討中の方、不安や疑問がある方は当院までお気軽にご相談ください。

より精密な診断を可能にした歯科用CT

CTとは、X線とコンピューターを用いて断面的な画像を取得する装置です。従来のレントゲンでは平面的な画像しか取得できませんでした。CTは、立体的に骨や歯などの画像を取得できるため、より的確な診断に繋がります。また、撮影データはモニターですぐに確認できるため、現像が必要なフィルムのレントゲンよりも診察の時間を短縮できます。

さらに、モニター上で色の濃度を変えたり細かいところまで観察したりできる点もCTのメリットです。インプラント治療の成功には、事前に顎の骨の状態や神経の位置などをCTでで確認しておくことが欠かせません。これらのデータを多く取得することで、インプラント治療の成功率が高まります。

サージカルガイドを用いた安全なインプラント治療

サージカルガイドとは、インプラント体を適切な位置に埋入するためのガイドです。サージカルガイドを使用することで、神経や太い血管などを傷つけることなく適切な位置にインプラント体を埋め込めるようになります。

シミュレーションでリスクを抑えられる

インプラント治療では、顎の骨の厚みや緻密さ、噛み合わせの力などを踏まえてインプラント体の長さや太さ、埋入する位置などを決めます。事前にCT画像で神経や血管の位置、骨の状態などを確認したうえでシミュレーションを繰り返すことで、より正確なサージカルガイドを作製できます。インプラントを埋入する際は、神経や血管から2mm以上離す必要があるのですが、サージカルガイドを使用すれば誤差を0.99mm1.24mm程度に抑えることができます。

手術時間を短縮できる

サージカルガイドを使用すると、歯茎の切開・剥離、骨の切削を最小限に抑えられるため、手術時間を短縮できます。通常のインプラント手術で12時間かかるとした場合、サージカルガイドを使用すれば15分程度で終わります。

術後の痛みが少ない

歯茎の切開・剥離、顎の骨の切削などで身体への負担が大きくなればなるほどに術後の痛みや腫れが大きくなり、出血も増えます。サージカルガイドを使用すると、歯茎や顎の骨への負担を最小限に抑えられるため、術中・術後の痛みを抑えられます。

重要な組織を守れる

重要な神経や血管、構造などを傷つけるリスクを抑えることができます。CTはレントゲンでは難しい詳細な情報の取得が可能なため、事前に十分なシミュレーションを行うことで精度が高いサージカルガイドを作製できます。当院では、手間を惜しむことなく何通りもシミュレーションを行ったうえでサージカルガイドを作製します。

経験豊富な医師が担当

サージカルガイドは世界的に実績が多い治療法ですが、誰が行ってもインプラント治療が成功するような道具ではありません。また、サージカルガイドの取り扱いには特殊な技術や知識が必要なうえに工程が多いので、導入していない歯科医院が多いのです。当院では、経験豊富な歯科医師がサージカルガイドを使用し、安全かつ確実なインプラント治療を目指しております。