当院のインプラント治療の考え方

インプラント治療のコンセプト

当院のインプラント治療のコンセプトは次の3つです。

・天然歯を可能な限り残す

・良好な噛み合わせを維持する

・負担の少ないインプラント治療を行う

インプラント治療よりも、まずはご自身の歯で食事や会話を楽しんでいただくことが重要と考えております。そのために、歯周病治療で歯の温存を目指し、噛み合わせが悪い場合はその原因を探ります。そのうえで、必要最小限で身体への負担の少ないインプラント治療を行うことをご提案しています。

インプラント治療のメリットは、周りの歯に負担をかけず、審美性と機能性に優れた歯を手に入れられることです。インプラント治療を受けるべきかどうかお悩みの方、お口の状態を確認したい方は当院までお気軽にご相談ください。

インプラント治療に本当に必要なこと

インプラント治療の成功とは、手術の成功ではありません。インプラント治療を行ったことで、良好な口腔内を維持できてこそインプラント治療が成功したと言えます。そのためには、的確な治療計画を立案し、その通りに治療を行うためのスキルを身につけることが大切です。また、長期間にわたる治療となるため、歯科医師との信頼関係の構築も欠かせません。

当院では、患者さまのお悩みやご希望を踏まえ、きめ細かなコミュニケーションを通じて信頼関係の構築を目指しております。

インプラントを正しく認識していただくために

当院では、インプラント治療のトラブルを防ぐために、治療の流れやリスクまで詳しくご説明しております。メリットだけではなくデメリットもお伝えしますので、ご納得いただいたうえでご検討ください。患者さまに正しい認識を持っていただくとともに、歯科医師が身体への負担が少ない治療を実施し、インプラントをできるだけ長く維持させることが重要と考えております。

メンテナンスの重要性

インプラントは人工歯のため、むし歯にはなりません。しかし、インプラントの周りの歯茎は歯周病になります。これをインプラント周囲炎といい、痛みや腫れ、歯茎からの出血、赤みなどを引き起こします。大きく進行すると、歯茎や顎の骨がインプラントを支えられなくなり抜けてしまう恐れがあります。

このような事態を防ぐには、日々の正しい歯磨きと定期的なメンテナンスが必要です。普段の歯磨きで落としきれない汚れや歯石を定期的なメンテナンスで取り除くとともに、インプラント周囲炎の早期発見を目指します。このようなケアを続けることで、より長くインプラント治療の恩恵を受けることができます。

インプラント術後のメンテナンス

インプラント治療後は、セルフケアとプロフェッショナルケアを併用し、インプラント周囲炎を防ぐ必要があります。当院では、歯のクリーニングでインプラントの人工歯や歯茎に付着した歯垢、歯石などを取り除いております。また、生活環境の変化や持病などもお伺いし、よりきめ細かなメンテナンスができるように務めます。これは、ストレスや生活習慣病などが歯周病のリスクを高める可能性があるためです。

インプラントにおける当院の保証について

インプラントは品質を10年維持できることが重要だと考えております。インプラント治療は天然歯と全く同じ機能、審美性が手に入る治療法ではありません。適切な予防ケアを続けることで、より天然歯に近い状態を長く維持できます。

当院では、インプラント治療の後、10年にわたり噛める状態が続いてこそ、インプラント治療が成功したと言えると考えております。日々の歯磨きや定期的なメンテナンスでインプラント周囲炎を予防したり劣化のスピードを抑えたりすることが重要です。この10年を保証期間として、術後も定期検診やメンテナンスを通じてサポートいたしますのでご安心ください。